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大阪大学医学部保健学科
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    ようこそ保健学科長室へ
    髙島 庄太夫教授

    大阪大学医学部保健学科のホームページを開いていただいてありがとうございます。最初に保健学科の特色と歴史について、紹介させていただきます。大阪大学医学部保健学科は、看護学専攻と放射線技術科学専攻、検査技術科学専攻の3専攻からなり、医学系研究科の多くの研究室や附属病院、関連病院・研究所と連携して、それぞれの分野で最新の研究と教育に取り組んでいます。

    大阪大学医学部の源流は、江戸時代の1838年に緒方洪庵が開設した適塾にさかのぼります。明治維新直後に大阪医学所が開設されて助産師教育が始まり、明治31年には附属看護婦養成所が開設されて看護師教育が始動しました。戦後まもなく、大阪大学豊中キャンパスに大阪大学看護学校が開学され、昭和42年には国立の医療系短期大学としては全国で初めてとなる保健学科の前身である大阪大学医療技術短期大学部が開学し、看護科に加えて、診療放射線技術科、衛生技術科の3科が整備されました。平成5年には看護学専攻と放射線技術科学専攻、検査技術科学専攻からなる4年制課程の大阪大学医学部保健学科が創設され、平成10年には大学院博士前期修士課程、さらに平成12年からは大学院博士後期博士課程が設置されています。この間に3,000名以上の学士と1,000名以上の修士もしくは博士を世に送り出しております。180年近くの長い歴史をもつ大阪大学医学部保健学科は我が国の保健医療大学のまさに先駆者であり、この領域の最高峰に位置する大学であるといえます。

    当保健学科では、医学や看護学、医療技術科学、工学、薬学、理学等の様々な分野を専門とし、世界の最先端の研究を行っている教官が学生を教育し、医学部附属病院等の最新の医療技術や設備を兼ね備えた施設での実習を行うことで、高度な知識や技術を会得することができます。また、大阪大学には多くの学部や研究センターがあり、色々な国からの学生や研究者が滞在しています。専門外の知識を得て視野を広めたり、国際性を養うには理想的な環境を備えた大学であるといえます。

    緒方洪庵は、医療者のあるべき姿として12か条からなる「扶氏医戒の略」を示し、門人を教育しました。扶氏とはベルリン大学の内科学の教授であったフーフェランド(1764-1836)のことで、彼の著書「Enchiridion Medicum」のオランダ訳書を緒方洪庵が訳しました。この巻末には医療人に対する戒めが記述されており、この部分を緒方洪庵が12か条に抄訳したのが「扶氏医戒の略」であります。この文章はすべてが印象に残る言葉で、現在の医療人にも通じ、心に刻むべき内容であるといえます。その中でも私の心を一番打つのは第2章の「病者にたいしては唯病者を視るべし。貴賤貧富を顧みることなかれ。長者一握の黄金を以て貪士双眼の感涙に比するに、其心に得るところ如何ぞや。深く之を思うべし」です。「貪士双眼の感涙」のドイツ語の原文は「des Danks in den Augen des Armen」となっています。緒方洪庵が大いなる感銘をうけ、思いを込めて格調高く訳したことが推察されます。

    最新の知識や技術を会得しても、それだけでは医療人としては不完全です。医療は患者さんのためにあり、患者さんのためにそれらを用いるという根本を忘れてはならないと思います。あなた方が志している職種は患者さんに寄り添い、「双眼の感涙」を体験できるいわば一種の聖職です。私どもの保健学科で学び研究して、私たちと一緒に「患者さんの感涙」を目の当たりにしてみませんか。


    大阪大学医学部保健学科長 髙島 庄太夫