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大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻
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    保健学専攻への誘い
    髙島 庄太夫教授 

    保健学専攻のホームページを開いていただきありがとうございます。

    大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻に興味を持っていただいたみなさんに感謝します。大阪大学の歴史についてここで簡単にご紹介します。大阪大学の始まりは、享保9年(1724年)に大坂の町人により創設された懐徳堂という町人のための学問所にあります。懐徳堂の語源は「論語」の一節である「君子は徳を懐(おも)い、小人は土(ど)を懐う」に基づくとされています。「人格者は万人の幸福を求め、とるに足らない人間は自分の利益のみを追求する」という意味です。ここでは身分の上下に厳しい時代のなかで学問の場における平等を認め、儒教的な倫理道徳を重視する一方、自由な学風で合理主義や先見性を育てました。

    懐徳堂の開設から114年後にその精神・気風を受け継いで設立されたのが大阪大学医学部の源流となる適塾で、江戸時代の天保9年(1838年)に緒方洪庵により創設されました。適々斎塾ともよばれる適塾は、緒方洪庵の号の「適々斎」に由来しており、「適々斎」は荘子の太宗師篇にある「人の適を適として、自ら其適を適とせざる者」という句によっています。「他人のお仕着せでなく、自分の欲した道を追い求める人」といった意味です。このように大阪大学は懐徳堂の創設から290年余り、適塾の設立から180年近くの歴史をもち、上からの命令で創られた大学ではなく町人の心から醸成され、町人の自由・独立の精神を受け継ぎながら今日に至っています。

    大阪大学医学部保健学専攻には看護科学分野と医療技術科学分野をあわせると30をこえる研究室があり、さらに13の寄附講座や共同研究講座、連携大学院を擁しています。また、国際交流協定を結んでいる海外有名大学・学部とは学生交流をはじめ共同研究も盛んです。現在、保健学専攻ではいくつかの大きな研究プロジェクトが進行中です。「ツインリサーチセンター」では、これまで取り組んでいた双子研究を医学系研究科全体の研究課題として広げ、文部科学省の支援を受けて、様々な病気の発現や治療に関して遺伝子や環境要因などの研究を行っています。「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」では、大阪大学を中心に関西の7大学が共同で、がん医療の現場に貢献できる人材育成に取り組んでおり、がん看護専門看護師や医学物理士、細胞検査士の専門資格の取得を目指して学んでいます。「ロボティクス&デザイン看工融合共同研究講座」では保健学・看護学とIT・ロボット技術の融合・活用を追及する研究を行っており、医療の場における多様な科学領域の融合を目指す研究として注目されています。「癌免疫学共同研究講座」では世界最先端研究であるWT1ペプチドを用いたがんの免疫療法や免疫学の基礎研究が進められています。この様に当保健学専攻では、世界的に評価の高い様々な基礎研究と臨床研究が展開されています。

    さて、あなた方が目指す研究者にとって一番重要なものは何でしょう。私は新しいものを見出して創り出すこと(創造)であると思います。それには何が必要でしょうか。懐徳堂の学主であった中井履軒と交流があった医師でかつ天文学者であった麻田剛立がこう言っています。「いま在るものをすべて疑いなさい。どんなに偉い人がそれを言っていようと、一つ一つ自分の頭で考えてたしかめなさい」と。このような精神で研究を進めれば何か新しい発見があるかも知れません。最高の研究環境をそなえた大阪大学保健学専攻で、我々と一緒に医療の新たな未来を切り拓きませんか。

    「若者よ、創造したまえ、倣うなかれ!」

    大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻長 髙島 庄太夫