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大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻
大阪大学大阪大学大学院医学系研究科大阪大学医学部附属病院
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    設置の目的・理念
     大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻博士前期課程は、医学の進歩、医療技術の進歩、医療のニーズの変化に対応しつつ、大阪大学各学部・研究所、特に医学部医学科、保健学科に蓄積された教育・研究資源を活用し、21世紀に活躍する広い視野をもつ保健医療人を養成することを目的とする、特に現在、社会的ニーズの高い、教育研究機関における教育・研究者及び高度看護実践指導者さらに、保健医療福祉の場における組織リーダーと医療技術科学者の養成に重点を置く。また、医療の進歩は日進月歩であることから、社会人にも門戸を開き、ブラッシュアップ教育の一翼を担う。

     保健学専攻博士前期課程の理念は、以下の5つのキーワードに集約される。

    ① 社会性の指向
     大阪大学医学部のルーツが適塾であるように本学の医学・医療技術科学は当初から社会的要請に応える実学的科学として発展してきた。また、全国初の医療技術短期大学部から保健学科創設の過程などの歴史的経過は、大阪大学が「社会に開かれた」大学を標榜する以前に、既に「社会から生まれた」大学であったことを示唆している。この経過の上に保健学専攻が存在する。
     21世紀にはいり、大阪大学周囲の社会環境も次第に変化している。北大阪地域の国際文化公園都市、近畿3県にまたがる関西文化学術研究都市、関西国際空港中心の輸送システムなどの整備が進行し、産学共同の新たな試みとして医学系研究科に寄附講座が設置され、学際的色彩の濃い医療科学分野の研究には非常に適した立地条件が提供されている。

    ② 多様性の指向
     保健学の研究・実践分野には個人としての人および人と人との対人関係を含めた人文社会科学的要素と、生物体としての人に対する自然科学的要素が内包されている。
     本専攻前期課程は、これらの諸要素を科学的に解析し、健康維持、疾病の予防、診断、治療に役立たせる科学技術を対象領域とする。即ち、本専攻の中核は、人間とそれを取り出し分析する多種多様な技術であり、これら技術を支えるためにあらゆる領域の科学技術の進歩を取り入れる必要性がある。

    ③ 学際性の指向
      本専攻の学域は、行動科学、家族社会学、医療行政学から、生理学、形態学、生化学、生物物理学、分子生物学、工学まで幅広い学際性を有している。コミュニケーションデザイン・センター、臨床医工学融合研究教育センターをはじめ高度な融合教育プログラム、研究プログラムが稼働している。本学の吹田キャンパス内には、医学部医学科、医学部附属病院、人間科学部、微生物病研究所、蛋白質研究所、生命機能研究科、工学部、薬学部、歯学部、その他が配置されており、近隣地域には、大阪バイオサイエンス研究所、大阪大学バイオ関連多目的研究施設、国立循環器病研究センター、国立民族学博物館などの研究施設および彩都、研究エリアがあり、学際的研究を行う環境は十分整っている。

    ④ 高度先進科学性の指向
     分子生物学の著しい進歩により、ヒト遺伝子、病原微生物、免疫、遺伝性疾患の情報解析が飛躍的に向上した。また、医療技術科学分野では、超音波診断装置、コンピューター断層撮影装置(CT)、磁気共鳴画像診断装置(MRI)、脳磁図装置(MEG)が導入され、画像情報は、形態解析のみならず、機能診断の必須手段となった。さらにレーザー光関連科学も医療への応用が図られ、生体情報解析の有力な手段となるであろう。
      また、このような研究を支えるインフラストラクチャーとして本学には世界でも最先端の学内高速情報ネットワークシステムがODINSとして整備され、附属図書館など、すべての部局とのオンライン接続が可能であり、教務関連もWeb上で行われている。

    ⑤ 国際性の指向
     「地域に生き世界に伸びる」をスローガンとする大阪大学の国際化は、国際的評価の高い研究業績をあげることでまず学術面が達成されつつある。例えば最近の国際科学誌によれば、本学医学系研究科の国際論文数とその引用度は、いずれも高水準であり、質量とも国際的な水準の高さを示している。本学医学系研究科保健学専攻においても、保健学独自の分野において世界をリードする国際的高水準の研究が可能な環境にある。

    保健学専攻を支える5つの理念
     学際性・・・全ての領域の科学技術と人文科学の真髄
     国際性・・・世界におけるヒューマンケアの展望
     社会性・・・地域文化の中核
     高度先進科学性・・・ミクロからナノへ、セルからゲノムへ 科学の先進成果の導入
     多様性・・・生命体の情報解析やケアのスペシャリストなど


    【前 期】
    教育方針と特徴
     本専攻博士前期課程は、統合保健看護科学分野及び医療技術科学分野からなる。

    ① これらの分野は、教育・研究、医療福祉の現場でチームを構成することから、専攻共通科目を設定した。また、大阪大学で稼働しているコミュニケーションデザイン・センター、臨床医工学融合研究教育センターはじめ高度な融合教育プログラム、研究プログラムなどの履修や他研究科の科目履修など柔軟な学習が可能である。

    ② 統合保健看護科学分野は、保健学及び看護学教育・研究者、高度看護実践指導者(専門看護師を含む)、保健医療福祉行政に進む道を開く科目を設定し、学生がそれぞれの希望進路に合わせて選択することにより、目標を達成しうるよう配慮した。また、専門看護師を目指すコースも設定した。工学系、人文科学系など他領域との連携研究・教育も充実している。

    ③ 医療技術科学分野(医用物理工学領域)では、米国の医学物理士に相当する医用物理学、放射線等医療診断機器開発で活躍しうる医用工学及び医療情報学に大別し、教育研究を行う。

    ④ 医療技術科学分野(生体情報科学・機能診断科学領域)では、高度先進科学性を中核とし、検査技術学又は検査理論学において、これを実現しうる人材、具体的には、学術的適応性と創造性を有し将来の研究者に相応しい人材、専門化した臨床検査技術を自ら実践する人達の中から検査理論を自ら開発・創造できる人材、高度に専門化した臨床検査技師を教育する。

    ⑤ 各分野とも保健学系各部出身者以外にも広く門戸を開き、それぞれのバックグラウンドを活かした保健学研究者・教育者・実践者の育成を目指している。

    ⑥ 本課程修了後には、修士(保健学)の学位が取得できる。なお、統合保健看護科学分野においては、修了時に修士(保健学)または(看護学)の学位が取得できる。


    【前 期】
    教員の定員
    講座名
    教授
    准教授
    助教
    合計
    統合保健看護科学分野        
    看護実践開発科学
    13
    生命育成看護科学
    10
    総合ヘルスプロモーション科学
    11
    医療技術科学分野        
    機能診断科学
    11
    医用物理工学
    13
    生体情報科学
    連携分野
    招聘教授
    招聘准教授
       
    分子イメージング学
    (国立循環器病研究センター)
    血栓症診断学(国立循環器病研究センター)
    先進医療・臨床試験科学
    (国立循環器病研究センター)
    移植コーディネーター学
    (国立循環器病センター)
    粒子線治療学(兵庫県立粒子線医療センター)
    画像誘導放射線治療学
    (大阪府立病院機構大阪府立成人病センター
    多職種チーム医療に基づくがん看護学
    (静岡県立静岡がんセンター)
    睡眠医学(関西電力医学研究所)
    がん統計・インフォマティクス
    (国立がん研究センター)
    2
    2
    合   計
    42
    20
    21
    83


    【後 期】
    設置の目的・理念
     大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻博士後期課程は、21世紀社会のケアニーズに総合的に応えるため、また国際社会において保健医療分野の研究者・教育者あるいは実践者として評価されうる人材を育成することを目標とし、人間の生と病、老、死へのケア科学の観点から、独創的かつ、総合的な過程として、保健学の高等教育と学術研究の質的向上を図ろうとするものである。博士後期課程は、統合保健看護科学及び医療技術科学の2分野から成る。

    (1) 統合保健看護科学分野
     前期課程と後期課程において一貫したカリキュラムのもとに教育研究者の育成を目的としている。後期課程においては、グローバルな視点から社会の諸ニーズに対応できる新しい保健学・看護学の創造に寄与できるもの、及び学術的かつ実践的特徴をあわせもつ保健学・看護学研究を遂行できる能力をもった教育研究者すなわち真の保健学サイエンティストの育成を目標に掲げる。医歯薬系だけでなく、理学・工学領域、法学・経済・経営学など人文科学領域、デザイン・コミュニケーション領域など多様な領域を基盤として、専門分野において自立して研究を遂行できる能力をもつ研究者の育成と大学院生を研究指導できる高度の能力をもつ教育者を育成する。

    (2) 医療技術科学分野(医用物理工学領域)
     医用物理工学領域では、学術的かつ先進的な研究を展開し、物理エネルギーを用いての疾患の診断から治療、さらに情報科学を応用しての医療のシステム化までの幅広い領域をカバーし、学際的な本領域において活躍できる研究者の養成をめざしている。そして本領域においては、実験室レベルの研究を基礎に、特許などの知的所有権を確保し、保健医療の実践分野において世界に先駆けてわが国独自の先進科学技術を開発し、もって国民の福祉に大いに役立つ研究を行う人材を養成する。

    (3) 医療技術科学分野(生体情報科学・機能診断科学領域)
     生体情報科学・機能診断科学領域では、学際的な環境の中で、医学・医療科学領域における高度先進的な研究を展開して、健康度の判定、疾患発症の予知と予防、疾患のスクリーニング、疾患の診断、重症度や予後の判定、治療効果の判定等に役立つ検査技術や診断法を開発し、健康の維持・増進、疾病の予防・診断・治療に貢献することのできる研究者の育成をめざす。さらに、独創性の高い先端的診断技術の研究を通じて、社会のニーズに対応した受検者の肉体的、精神的、経済的負担を軽減する「人にやさしい臨床検査」を開発できる人材の育成をめざす。


    【後 期】
    博士課程の組織等
    (1) 組織・構成
     本学大学院の医学系研究科保健学専攻博士課程は、標準修業年数を5年とし、これを前期2年の課程及び後期3年の課程に区分されており、前期2年の課程は、修士課程として取り扱われている。  保健学専攻博士後期課程は教育研究の面において医学系研究科をはじめ関連研究科等及び関連研究機関、連携大学院等広く学内外の協力・支援を得ている。

    (2) 教育研究の概要
     保健学専攻博士後期課程では、研究面においては統合保健看護科学及び医療技術科学の2分野が、それぞれの分野の高度の専門知識や研究能力を高めつつ、共通部分で互いに密に連携して、2分野を1つの大きな有機体として考え、現在迎えつつある医療の高度化、多様化、ボーダーレス化に対応する。教育面では、医療現場のリーダー、医療系企業の研究者や、大学などの教育・研究者の育成を目指して、保健学全体にわたる高度の知識を教授し、その上に各分野の高度な知識や研究能力をつけさせ、幅広い保健学全般にわたる基礎知識の上に、さらに高度な知識、研究能力を持ち、保健学を発展させ、新しい展開を起こしうる有為な人材を養成する。

     (3) 専攻の編成
     医学系研究科保健学専攻博士後期課程は、「看護実践開発学講座」、「生命育成看護科学講座」及び「総合ヘルスプロモーション科学講座」の3大講座からなる統合保健看護科学分野と「機能診断科学講座」、「医用物理工学講座」及び「生体情報科学講座」の3大講座からなる医療技術科学分野で構成されている。
     学生定員は、23名(社会人特別選抜10名程度を含む)である。