英国がICN(感染管理ナース)の育成を世界で始めて行ったので、英国が感染管理の先進国と思われがちですが、米国が学術的にも、感染管理者のレベルも英国より高いようです。1950年代から感染管理の基礎研究が開始されましたが、現代のサーベイランスの基盤となる調査が行われたのは1970年代半ばのSENICです。1970年代から、CDC(日本の厚生省にあたる)はアウトブレイクの調査の専門家が電話相談を受け付けたり、病院の依頼があれば調査を行っています。またこのころからICPの育成や感染対策マニュアルも作成しています。