MRSAは日本のみならず、世界中の病院で対策におわれています。米国の病院ではMRSAは全院内感染の1割未満を占めているにすぎず、MRSAの感染の10倍の院内感染が発生しているわけです。MRSAの対策ばかりでなく、他の9割の感染にも感染管理の目をむけましょう。このアラバマ大学付属病院では、MRSAは手術部位感染が一番多く、菌血症、肺炎、尿路感染などはほぼ同じ割合でした。