検査手順別撮影体位と画像


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撮影手技
a.食道造影
1)コップを左手に持つ。  右前斜位(LPO) 食道下部(噴門部を含める)
    〃        右前斜位(LPO) 食道上部(下咽頭を含める)
2)正面を向く       正面        食道上部(下咽頭を含める)
コップを右手に変える  左前斜位(RPO) 食道下部(噴門部を含める)

b.立位充盈像
3)透視下でバリウムの量をみて、胃角がでていればOK
 軽く右腰を上げて、胃角正面位。       立位充盈(AP)
左側面でベッドを倒す

c.腹臥位充盈像
4)ベッドが水平になったら、腹臥位になる。
軽く左腰を上げて、胃角正面位。       腹臥位充盈(PA)

d.二重造影像
5)左側臥位から仰向けになり、軽く右腰を上げる。 仰臥位正面(または胃角正面位)
[体位変換を行う]次に20度ぐらいベットを立てて、右側臥位からうつ伏せになり、
さらに仰向けになり、ベッドを水平に戻す。(体を1回転する)
6)一旦左側臥位になり、ゆっくり仰向きになってもらう。
             仰臥位第1斜位   十二指腸球部〜前庭部
7)胃角正面位                 胃角部
8)仰臥位正面                 胃体中下部

e.前壁二重造影像
9)右側臥位からうつ伏せになり、右腰を上げて、逆傾-30°ぐらいにヘッドダウンする。
             腹臥位(LAO)  前壁(前庭部)
10)逆傾のまま胃角正面位に戻す。
             胃角正面      前壁(胃角、中下部、十二指腸)
11)ベットをヘッドアップ(30°ぐらい)し、左の腰をあげて、息を吐いて撮影。
          腹臥位第1斜位(RAO) 前壁(Fornix)

f.Spot造影像
12)ベッドを水平に戻し、左側臥位から正面位から右側臥位になる。
  (食道逆流に注意)  右側臥位      Fornix〜胃体上中部
13)ゆっくり正面に戻りつつ、第2斜位で小弯線上に流れる所を透視下で確認しながら、息を吐いて写す。
     *ただし、撮影は病変がある場合だけでもいい(仰臥位第2斜位 胃体上中部)
14)正面位。        仰臥位正面ぎみ   胃体中下部
15)さらにゆっくり右腰を挙げていき、Baを流しながら隆起性および陥凹性病変をチェックする。
                       胃体下部から前庭部

g.二重造影像
16)左腰を上げながら、ベッドを50〜60°まで立て、息を吐いて撮影。
     半立位第2斜位(小弯部正面位)   Fornix〜胃体上部
17)LPOにし、息を吐いて撮影。
     立位第1斜位(大弯部正面位)    Fornix〜胃体上部、十二指腸球部も含めて

h.圧迫像
18)正面位で圧迫撮影。
   ○球部 ○胃角部 ○胃体部 ○前庭部
  *圧迫の力の程度を適当に変えてみる。
胃体部大弯側も透視下で確認すること。必要なら撮影する。

i.十二指腸二重造影
19)最後に、軽く右腰をあげてベッドを水平にしながら十二指腸球部に空気が充満したところで撮影。

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