協定校マヒドン大学看護学部の大学院生の訪問について

部局間協定校であるタイのRamathibodi School of Nursing, Faculty of Medicine Ramathibodi Hospital, Mahidol Universityから、“Community Nurse Practitioner Practicum RACN510”の修士課程コースの一環として、世界一長寿国である日本の地域看護やケアを学ぶことを目的として、2023年7月6日~7日の2日間、Wanna Sanongdej助教および4名の修士課程の大学院生の4名が保健学専攻を訪問されました。

 初日は、保健学専攻国際交流センター長である樺山教授によるレクチャー ”Introduction of Japanese long-term care system”ののち、大阪府豊能郡能勢町に向けて出発しました。ここでは、能勢町保健福祉センターを訪問したのち、野間中公民館で行われていた「いきいき百歳体操」を見学、一緒に参加させていただきました。体操終了後は、高齢者の皆さまへのインタビューなど、交流会を行いました。ご調整、同行をくださった、能勢町保健福祉センター畑中保健師様、ありがとうございました。

 夕食は、神出学科長に大阪名物お好み焼きをご馳走いただきました。

 2日目には、大阪大学老年内科ご出身の松川直道先生が社会福祉法人理事長として運営されている、岸和田市にある社会福祉法人寺田萬寿会を訪問させていただきました。寺田萬寿病院他、まんじゅ岸和田、まんじゅ貝塚および特別養護老人ホーム萬寿園をご案内いただきました。スタッフおよび利用者の皆様に大変温かく受け入れていただき、日本の高齢者ケアや介護を学びました。グループホームでのイベントで、七夕祭りの短冊に願い事も記入してきました。病院の料理長による豪華なスペシャルメニュー食も美味しくいただきました。途中で、岸和田城や岸和田だんじり会館の見学の機会もいただき、地域に古くから伝わる祭りなど、日本の文化に触れる機会となり、皆さん楽しまれていました。終日、お忙しい中を丁寧に対応くださったスタッフの皆様に心から御礼申し上げます。

 2日間の経験が、少しでもタイの皆さんの学びに貢献できていればうれしいです。また協定校等との双方の訪問がこれからも活発化していくことを願っています。

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