わが国の死因の主要なものである脳梗塞や心筋梗塞は 動脈硬化症を基に発症します。動脈硬化病変には脂質の 蓄積がみられ、血液中の脂質成分が増加した高脂血症 は動脈硬化を進行させます。当研究室では脂質代謝を 分子レベルで解析し、高脂血症や動脈硬化の診断・予防 をめざし、また、培養細胞系を用いて、動脈硬化発症機序 や動脈硬化防御機構に関する研究を進めています。 なお、2010年3月に山村卓教授が佛教大学に異動し、8月1日 付けで木原進士教授が着任し心血管代謝学研究室に名称が 変更されました。