タンタル酸ニオブ酸カリウム(KTN)は高い電気光学(EO)効果を持つ結晶であり、高速の光偏向特性を有します。我々はKTN光偏向器をOCTイメージングに適用することで、従来のタイムドメイン方式のOCTでは達成することのできなかった大幅な速度の向上(100倍以上)を実現ました。このOCTの高速化技術により、3次元OCTデータ取得の短縮化が期待でき、被験者の負担の経験に繋がります。
整形外科領域では主に膝関節の軟骨検査において、in vivoで患部組織の断層構造を観察することが重要です。我々は小型KTN光スキャナーを用いた硬性内視鏡型OCT装置のプロトタイプを試作し、その適用実証を検討
しています。