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研究課題名
遺伝子多型を用いた自己免疫性甲状腺疾患病態予後予測法の開発

研究責任者
渡邉幹夫(医学系研究科保健学専攻生体病態情報科学講座・教授)

研究の目的
本研究の目的は、自己免疫性甲状腺疾患の重症度や病態に関与する遺伝子多型を同定し、疾患の病態予測法を開発することである。

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(医学的意義)
予後予測が確実に行えるようになれば、患者数の多い自己免疫性甲状腺疾患患者について不必要な経過観察のための検査および治療計画を不要にし、より効率的な診療・治療が可能となる。 また多くの自己免疫疾患の診療についても予後予測が可能になり、自己免疫疾患の診療・治療がより効率的かつ確実となることが期待される。

(社会的意義)
予後予測が確実に行えるようになれば、患者が不要な検査を継続的に受けることを防止でき、さらに治療方針を確実にたてることができるようになる。 従って患者は不要な精神的・肉体的・経済的負担から免れるとともに、自らの病態を予測できることにより検査や治療の必要性に対するより多くの情報を得ることができる。