私たちは、これまでにマウス膵管癌の皮下移植モデルを用い、放射線と免疫チェックポイント阻害剤(C4: 抗CTLA-4抗体)の併用により、
局所効果の増強に加え非照射腫瘍の増殖を抑制すること(図1)、
高線量放射線照射により、細胞傷害性免疫細胞の浸潤が増加することを明らかにしました(Yamamoto J et al. Cancers, 2022)。
膵管癌は、間質が多く、免疫細胞が到達しにくい環境にあります。
特にがん関連線維芽細胞 (CAF)は、免疫細胞の腫瘍への浸潤を妨げるとともに、放射線感受性にも影響を及ぼしている可能性があります(図2)。
現在、様々な方法でCAFを誘導し、皮下移植モデルをより臨床に近い膵管癌の腫瘍内微小環境を模擬したモデルの構築を行っています。
このモデルを用いることで、放射線応答や放射線腫瘍免疫応答を検討し、臨床への橋渡しを目指しています。
また、骨肉腫の下腿骨への同所移植による検討も行っています。
私たちは、これまでにマウス膵管癌の皮下移植モデルを用い、放射線と免疫チェックポイント阻害剤(C4: 抗CTLA-4抗体)の併用により、
局所効果の増強に加え非照射腫瘍の増殖を抑制すること(図1)、
高線量放射線照射により、細胞傷害性免疫細胞の浸潤が増加することを明らかにしました(Yamamoto J et al. Cancers, 2022)。
膵管癌は、間質が多く、免疫細胞が到達しにくい環境にあります。
特にがん関連線維芽細胞 (CAF)は、免疫細胞の腫瘍への浸潤を妨げるとともに、放射線感受性にも影響を及ぼしている可能性があります(図2)。
現在、様々な方法でCAFを誘導し、皮下移植モデルをより臨床に近い膵管癌の腫瘍内微小環境を模擬したモデルの構築を行っています。
このモデルを用いることで、放射線応答や放射線腫瘍免疫応答を検討し、臨床への橋渡しを目指しています。
また、骨肉腫の下腿骨への同所移植による検討も行っています。