大阪大学大学院医学系研究科 生体医用物理工学講座 放射線治療生物学研究室

放射線によって誘導される免疫細胞死に関する研究

放射線はがん免疫機能を高められますが、一方で免疫細胞は放射線に非常に弱いとされ、

放射線治療後のリンパ球減少症はがん患者さんの予後に影響を与えることが報告されています。

放射線によってリンパ球など免疫細胞にどのような変化が生じるのか、細胞死以外の観点も含めて検討しています。

生体内で混在している免疫細胞を分別して取得し、放射線照射実験により免疫細胞の種類ごとに対する放射線の影響を多角的に解析し、

がん治療時に免疫機能を最大限にする放射線治療方法の提案を目指しています。