
会長挨拶
会長挨拶

このたび、大阪大学助産師同窓会第19期会長を拝命いたしました。身の引き締まる思いとともに、先輩方が築いてこられた心のこもった同窓会活動をしっかりと受け継ぎ、未来へとつないでまいりたいと思います。
2026年、私たちの母校は、助産師教育150周年という大きな節目を迎えます。1876年(明治9年)、日本で初めての助産師教育が大阪で始まり、幾度かの改称や制度改革を経て、1952年(昭和27年)には大阪大学医学部附属助産婦学校が創設されました。45年間で810名の卒業生を輩出し、1997年(平成9年)の閉校後は医学部保健学科へと継承され、2018年からは大学院教育へと移行し、より高度な専門性を育む教育が展開されています。現在までに卒業生は1081名に達し、全国で活躍されています。
大阪大学助産師同窓会は、1972年(昭和47年)に第1回総会が開催されて以来、今年で発足から54年目を迎えました。同窓会では、年1回の研修会や会誌の発行を通じて、知識と経験を共有し、同窓生の学びとつながりを支え続けています。教育の形態が変化しても、同窓会は途切れることなく脈々と受け継がれてきました。
このように同窓会の活動が長年にわたり継続されてきたのは、ひとえに会員の皆さま一人ひとりの温かいご理解とご支援の賜物です。これまでのご協力に心より感謝申し上げます。
今年は150周年を記念し、記念誌の発行および記念式典の開催を予定しております。この節目を通じて、私たち一人ひとりが助産師としての原点をあらためて見つめ直し、次の時代へとその思いをつないでいける機会となることを願っております。
今後とも、同窓会の活動にご理解とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
令和7年 8月
大阪大学助産師同窓会
会長 西村 明子(37回生)
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