◎保健学科の特色
2.各専攻の特徴
検査技術科学専攻:
多彩な技術を駆使して人体からの種々の生体情報を正確に採取し、診断・治療に役立てる検査法についての教育・研究が行われます。生体から情報
を得るには生体そのものの理解が必要です。また診断に用いるためには病気についても熟知しておく必要があります。その上で新しい検査法を習得し、またそれを開発するには物理・化学の知的基盤も不可欠で、そのような教育も並行して行われています。その一方で、検査技術は現在急速な発展をみせている分子生物学的手法を駆使するようになっています。最先端のその技術を身につけることも重要な課題の一つです。さらに得られた生体情報の精度管理に必要な最新の情報処理教育も行われます。このような広い領域の教育がそれぞれの分野の専門家によって徹底しておこなわれます。厳しいカリキュラムですが、それに向かって行くファイトのあふれる人材が望まれます。放射線技術科学専攻と検査技術科学専攻ではどちらも医学的に人体を理解し、それに理学・工学の技術を応用するという点では共通の性格を持っています。そのため講義も合同で行われるものもあります。ただ、放射線技術科学専攻では数学・物理学的な技術、検査技術科学専攻では化学的な技術に重点が置かれています。しかし大阪大学医学部保健学科では、これらの分野を一つの学問体系として位置づけ、教育・研究を行うことを目指しています。
1.保健学科の特色
2.各専攻の特徴
看護学専攻
放射線技術科学専攻
3.卒業後の選択肢
阪大医学部
保健学科