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ようこそ 保健学へ

保健学:今、一番必要とされる科学

大阪大学医学部保健学科長 大野 ゆう子

大阪大学
大学院医学系研究科
保健学専攻長
医学部保健学科長
大野 ゆう子

保健学は、健やかであるための学問です。

健やかであるためには? まずは病気にならないこと。

では、そのためにはどうしたらいいのでしょう?

病気を早く見つける!
病気にならないようにする!
病気になっても早く治す!
病気でも不自由なく生活できるようにする!

病気だけではありません。
「健やかに生まれて、成長して、歳を重ねていくこと」という、国籍にも、時代にも関係なく、誰にとっても大事なことも保健学のテーマです。

WHOでは「健康」を、「病気でない、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」と定義しています。
これこそが、保健学で考える「健やかさ」です。

「健やかさ」は、身体、心、精神という個人の立場とともに、家族、社会生活、自然環境、職場環境など、多様な視点で考えられます。
保健学は、最先端の科学であり、人間共通・普遍の課題に取り組む科学です。

大阪大学医学部保健学科では、大阪大学  という日本有数の教育環境を活かし、医学部だけでなく、工学部や文学部など他学部の学生とともに学び、研究することができます。学部を超えた部活動やサークル活動も活発です。

保健学については、大阪大学医学部附属病院  という世界最先端の臨床現場を基盤に、看護学専攻、放射線技術科学専攻、検査技術科学専攻が一体となって、理論と実践を学んでいきます。
大学生活最後の卒業研究では、一人一人が自分のテーマを持ち、関連する研究手法を学びつつ、調べ、実験し、発表します。
ここで熱い研究心と冷静な観察眼が培われます。

卒業生は、医療現場での優れた臨床専門家、世界的な研究者、教育者だけでなく、行政や政府関連機関で保健医療政策に関わる専門職、医療機器・製薬企業やシンクタンクの先進的なスペシャリスト等、研究心を持つ保健学のリーダーとして広く社会で活躍しています。

皆さんも是非、大阪大学医学部保健学科で保健学を学び、「人」に対して温かい目を持った医療人を目指してください。

大学院:他学部・他大学・社会人・留学生も集う
Borderless Graduate School

我々の取り組む課題は、人類共通、一生涯に亘り、健やかさについて、遺伝子、身体、心、精神という【個人の観点】とともに家族、社会生活、職場環境、社会システム、自然環境、国や地域の文化・伝統など【多様な視点】から探求していきます。

保健学は、ある意味で医学を包含する分野でもあります。
「21世紀の医療は保健学から変わる」と言っても過言ではありません。

生涯に亘る「人」サポート科学
高齢・単身・少子社会を迎え、今まで人手に頼っていた社会が大きな転換を迫られ、Information and Communication Technology : ICTやInternet of Things:IoTは、保健医療の領域にも必須の技術科学となっています。

一方で、人と人のコミュニケーション、人だからこそできることへの理解と謙虚な研究姿勢は一層重要となっていきます。

これらの多様な研究テーマを探求するために、保健学専攻では自由度の高い学習研究環境を整えています。医学部・医学系研究科の講義はもちろん、文系、理系を問わず多様な学部・研究科の講義も受講できます。図書館も充実しており、自宅からでも世界トップ研究者の研究発表に簡単にアクセスできます。さらに博士後期課程では、仕事や介護・育児等の理由がある場合には、長期履修制度もあります。

研究室紹介を覗いてください。
看護学、放射線技術、検査技術を極める研究、その枠を超えた看護工学、数理保健学、世界レベルの糖鎖や癌免疫研究、光計測や超音波の臨床研究も行われています。国立がん研究センター、国立循環器病研究センターをはじめとする連携大学院もあります。世界的にも類を見ない双生児研究の臨床サンプルを用いた研究も可能です。

大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻で、是非、自由な研究生活を楽しんでください!