活動内容

病原微生物・マイクロバイオーム学研究室は、人類の健康な生活を脅かす大きな要因の1つである感染症の撲滅あるいは、その脅威の軽減に貢献するために必要な微生物学に関する研究・教育を行っています。

研究

研究室では、

  1. レンサ球菌をはじめとする病原細菌の病原性解析とそれに関わる病原因子の検索
  2. ウイルス₋細菌の重感染による感染症重症化の分子レベルでの病原性解析
  3. 腸内、皮膚、口腔に存在するマイクロバイオームの構成変化と各種疾患発症との関連性および、その分子微生物学的、生理学的、生化学的メカニズムの解明

を中心に研究をすすめています。

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教育

研究室では、保健学類学生、大学院生に病原微生物学に関する教育指導を行っています。教育目標として、

  1. 医学的・臨床検査学の立場から、感染症に関する現状と問題点を理解させる
  2. 上記問題点を解決にむけて自発的に行動出来る最先端の研究者や医療従事者を育成する

ことを掲げています。

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メンバー

教授

大学院生

博士後期課程3年
  • 上田 安希子  Akiko Ueda
  • 古垣内 美智子 Michiko Furugaito
博士前期課程2年
  • 高橋 茉子 Mako Takahashi
  • 彦田 明日花 Asuka Hikota
特別研究学生(検査技術科学専攻4年)
  • 上村 知生 Kazuki Uemura
  • 福永 陽斗 Haruto Fukunaga
  • 吉田 美歩 Miho Yoshida

教授紹介

professor

みなさん、こんにちは。岡本です。

微生物は様々な場所に存在し、人々に様々な影響を及ぼします。私は、その中でも感染症を発症させる病原微生物につい て、感染症発症の原因とそのメカニズムの解明を中心に研究をすすめています。感染症を発症させる理由について未知の部分は多く存在しており、その未知の解明をおこなうことが私のテーマです。この未知なる部分の一端を解明することによって、感染症発症予防・治療法、さらには新たな微生物検査方法の確立に結びつけることができます。

また、このような研究によって得た様々な研究成果を最新情報として学生たちに教えるとともに、これからの臨床検査技師に求められている「考えて行動する最先端医療のエキスパート」 として必要な物事の学び方や考え方を教育し、問題解決能力を備えた、最先端医療を牽引する医療人、医療系研究者の育成を目指しています。

岡本研究室では、教育、研究を通じて、今後劇的に変化する医療システムの先陣を切り、自ら先頭に立って最先端医療のエキスパートとして活躍できる人材を養成しながら、感染症に関する保健学研究の一大拠点の形成を目指していきたいと考えています。

岡本教授のプロフィール

  • 1965(昭和40)年 高知県生まれ、大阪府で育つ
  • 1984(昭和59)年 大阪府立四條畷(しじょうなわて)高等学校卒業
  • 1985(昭和60)年 東北大学歯学部入学
  • 1991(平成3)年 東北大学歯学部卒業、東北大学大学院歯学研究科博士課程入学
  • 1995(平成7)年 東北大学大学院歯学研究科博士課程修了(博士(歯学)取得)
  • 1994-1996年 日本学術振興会特別研究員
  • 1996-1998年 南カリフォルニア大学医学部ポスドク
  • 1998-2004年 大阪大学大学院歯学研究科 助手
  • 2004-2006年 福岡歯科大学 講師
  • 2006-2014年 (独)医薬基盤研究所 研究員
  • 2014-2021年 金沢大学保健学系 教授
  • 2021-2023年 金沢大学新学術創成研究機構 教授
  • 2023年- 大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻 教授