大阪大学 大学院医学系研究科 保健学専攻
総合ヘルスプロモーション科学講座
包括看護科学研究室 Integrated General Nursing Science,
Graduate School of Medicine, Osaka University

News

第66回人間ドック・予防医療学会学術大会 ランチョンセミナーで講演を行いました

2025年8月22日に、国立京都国際会館で開催された第66回人間ドッグ・予防医療学会学術大会にて、

樺山教授が「大阪府能勢町と共同で進める高血圧予防の取組」をテーマに講演を行いました。

第67回日本老年医学会学術集会で発表しました

2025年6月27~29日に第67回日本老年医学会学術集会が千葉市の幕張メッセで開催され、以下の発表を行いました。

佐々木美和(M2) 「通いの場」への参加に対する自主性と認知機能の関連

吉田寛子 (特任助教) 地域在住高齢者の社会活動参加とフレイルの関連における身体活動および精神的健康の影響

聲高英代 (招へい准教授) 笑いの頻度と社会活動参加のフレイルへの影響-性・年齢別検討-

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)チェコパビリオン 「Living Longer, Living Well: Innovations for Healthy Ageing」に参加しました。

2025年6月24日に、大阪・関西万博のチェコパビリオンにて「Living Longer, Living Well: Innovations for Healthy Ageing」ヘルスカンファレンスが開催されました。本カンファレンスは、チェコ共和国政府およびマサリク大学の共催によって開催され、Healthy Ageingの実現に向けた先進的な研究や実践について議論することを目的としています。

カンファレンスは、マサリク大学のJakub Hlávka先生による「Living Longer, Living Well: Innovations for Healthy Ageing」と題した基調講演から始まりました。チェコと日本の寿命を照らし、その背景要因について様々な側面から解説されていました。その後のシンポジウムで、樺山教授がHealthy Ageingに関する研究や実践について講演しました。日本の急速な高齢化の現状について、大阪府の能勢町で実施している研究を交えながら、紹介があり、Healthy Ageingの実現には、単なる医療や介護の充実だけではなく、社会とのつながりの促進の重要性を強調するものとなりました。

パネルディスカッションのセッションでは、他の専門家と共に、産官学それぞれの立場から活発な議論が交わされました。特に聴衆として参加されていた、能勢町で健康づくりに従事している職員の発言は印象的で、山間地域における介護の現状を踏まえ、「健康長寿の実現には地域行政が本気で現場に向き合い、持続可能な支援体制を構築することが重要である」と力強い決意が語られました。また、大阪大学の大学院生からは、Healthy Ageingには人生の最終段階の尊厳やQOL(生活の質)の向上も含まれることを、エンド・オブ・ライフケアの考え方と共に解説されました。さらに、ギャラリーからは「高齢者になってからの介入だけでなく、若い世代のうちからの介入が必要ではないか」という視点も示され、ライフコース全体を通じたアプローチの重要性が共有されました。人間科学研究科の権藤教授からは「人間の寿命には生物学的な限界がある中で、我々研究者はどこまでHealthy Ageingを目指すべきなのか」という本質的な問いが投げかけられるなど、非常に白熱した議論が交わされていました。近畿厚生局地域包括ケア推進課、杉田塩課長からは、高齢社会における地域づくりについて、近畿地区における好事例を紹介頂き、各地域の魅力的で先進的な取組みをチェコの研究者と共有することができました。阪急阪神ホールディングスからは、より多くの人々に届けるための多様な介入事例が紹介されました。地域住民が楽しく参加できるような多種多様なイベントを継続的に開催することで、人々の行動変容につなげ、Healthy Ageingを促進するという企業ならではの柔軟な取り組みが印象的でした。

終始非常にアットホームな雰囲気で進行され、休憩時間やプログラムの合間には、参加者同士が自然に立ち話を交わし、互いの研究や課題意識について深く語り合う姿が至るところで見られました。

本カンファレンスは、国や地域、職種や専門分野を超えて、参加者一人一人が「Healthy Ageingとは何か」という問いに向き合い、共に考える貴重な場となりました。この貴重な機会を提供いただいた主催者、参加者の皆様に心より感謝申し上げます。

第61回日本循環器病予防学会学術集会に参加しました

2025年5月23日~25日に、佐賀大学医学部で開催された第61回日本循環器病予防学会学術集会に参加しました。樺山教授が、一般演題4の座長を務め、発表を行いました。

樺山(教授) 高齢者の循環器疾患予防対策~減塩と低栄養対策~

ICCHNR2025で発表しました

2025年4月15日~17日に、イギリスのCity St. George’s University of Londonで開催されたICCHNR2025(International Collaboration For Community Health Nursing Reserach2025: 国際地域看護学会2025)に参加し、発表を行いました。

口頭発表: M2 杉林 歩 ”Association of the number or combination  of exercise types with frailty in community-dwelling older Japanese”

ポスター発表: M2 児玉 晏奈 ”The awareness of hypertension based on their blood pressure level among community-dwelling people-NOSE study-”

祝!ご卒業

2025年3月25 日に大阪大学卒業式・学位記授与式が執り行われ、4年生4名と博士前期課程の大学院生2名、博士後期課程の大学院生1名が卒業されました。おめでとうございます。在学中はみなさん、大変よくがんばりました。今後のご活躍を期待しています。

ICFSR2025で発表しました

2025年3月12日~14日にフランスのTulouseで開催されたICFSR(International Conference on Frailty and Sarcopenia Research&Geroscience Task Force)2025に、樺山教授が参加し”The association of intrinsic capacity focused on the joy of living with frailty among community dwelling older people”の題目で発表を行いました。

4年生の特別研究発表会が行われました

2025年3月5日に、第1~3講義室において、学部4年生の特別研究発表会が開催されました。樺山研からは4人の学生が発表しました。

小川愛華  地域在住高齢者の移動手段と社会参加の関連
辻生 舞  高齢者の補聴器の使用状況と社会参加の関係
西田萌乃  高齢者における運動器障害と精神的健康の関連
原 綾音  COVID-19流行前後での精神科と心療内科への受診状況および入院患者数の変化とその要因に関する文献検討

Asian Society Policy Salon Tokyoで開催されたイベントで講演を行いました

2025年2月25日に、東京のInternational Houseで開催されたAsian Society Policy Salonにて樺山教授が、UCバークレーのMarlon Maus教授と共に講演を行いました。 講演題目:” Promotion of Integrated Implementation of Health Services and Long-term Care Prevention for the Older people in the community.Healthy Aging: Collaborations Between Japan and the United States.”

Healthy Aging: Collaborations Between Japan and the United States | Asia Society

修士論文発表会が行われました

2024年2月17日に、第1講義室において、修士論文発表会が行われ、M2の富永優里さんと西田芽生さんが発表しました。

富永優里 地域在住高齢者における健康に関する相談先と生活満足度の関連

西田芽生 地域在住高齢者の「生きがい」とフレイルの関連についての検討

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