精神保健看護学研究室

  • 教授 遠藤淑美
  • 助教 梶原友美
  • 助教 田中晴佳
  • 臨時助教 川﨑絵里香

トピックス

2017年2月22日、田野中恭子が、NHK 『視点・論点』に「精神疾患の親がいる子どもを支えるために」というテーマで出演しました。
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/264231.html
2017年1月20日、田野中恭子の記事「精神疾患の親がいて(下) 海外事例を参考に家族ごと支援を」が朝日新聞(全国版およびデジタル版)に掲載されました。
http://www.asahi.com/articles/ASK1M5WDZK1MUBQU00M.html
大学院生3名がFinland-Japan joint seminar week on nursing science 19-23.9.2016(オウル大学)においてプレゼンテーションを行いました。
Kei Matoba
The impact of the group psychoeducation program at a psychiatric acute ward : experience of people with schizophrenia
Toyo Sakaguchi
Clinical experience of Japanese nurses who work in a ward for "act on medical care and treatment for persons who have caused serious cases under the condition of insanity"
Erica Kawasaki
The experience of patient with readmission in the psychiatric acute unit: a case report

2016年8月、田野中恭子が国際学会で発表しました。

2016年3月19日、田野中恭子が講演会:京都精神保健福祉推進家族会連合北部強化対策事業~ともいきで笑顔あふれる地域の集い~「誰にでもおこるこころの病」で講師として参加しました。
講演会の概要は2016年3月19日、障がい者ドットコム(障がい者向けポータルサイト)に掲載されました。
http://shohgaisha.com/news/matsumotohouse_in_ayabe/

研究活動の紹介


当研究室では、精神看護学領域に関わるさまざまなテーマを取り上げ,教育・研究活動を行っています。

テーマは、大きく3つです。
精神看護学領域の事象の特徴は、目に見えにくいという特徴を持っています。そこから、一つ目のテーマとして、精神看護の実践を意味づけ、目に見える形にすること、それによって実践知を少しでも共有できるものにすることを目指しています。
2つ目は、精神医療の地域移行が進む中で、患者さんご自身のセルフケアを維持したり、高めていくための援助とその効果を明らかにすることです。
3つ目は、看護師、特に新人看護師の教育に関することです。新人看護師の離職が相変わらず多い中、看護のおもしろさを実感し、看護観を育むような教育を創りだすことです。
精神医療の向上を目指し、精神保健看護活動に貢献したい方とともに励むことができたらうれしいです。

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研究内容

スタッフの研究テーマ
  • ・自我発達を支援する看護援助に関する研究(遠藤)
  • ・精神科看護技術獲得に関する研究(遠藤)
  • ・補完代替療法の精神看護技術としての普及と活用(遠藤) 
  • ・精神科急性期における看護ケアに関する研究(梶原)
  • ・高齢者の精神症状の予防に関する研究(田中)
大学院生の研究テーマ
    2016年度(平成28年度)大学院修了生 研究テーマ
    <修士論文>
    *精神科急性期治療病棟を3か月以内に退院した患者の現在の療養行動に影響を及ぼした経験
    *医療観察法病棟に勤務する看護師の職務満足,困難,やりがい,患者に対する認識に関する研究
    2014年度(平成26年度)大学院修了生 研究テーマ
    <修士論文>
    *精神科救急病棟で実施される集団心理教育の地域生活での活用~統合失調症者の生活体験を通して~
    <博士論文>

    *筋ジストロフィー病棟で臥床して暮らす患者たちの世界経験

    2013年度(平成25年度)大学院修了生 研究テーマ
    <修士論文>
    *精神科救急入院料病棟における家族に対する看護師のアセスメントと援助に関する研究
    2012年度(平成24年度)大学院修了生 研究テーマ
    <修士論文>
    *精神科救急病棟における非自発的入院患者の治療拒否に対する看護援助の実際
    2011年度(平成23年度)大学院修了生 研究テーマ
    <修士論文>
    *精神障がい者の地域生活支援の連携に関わる研究~訪問看護ステーションの看護師のインタビューからみる現状~

研究成果

ENDA-WANS-Congress 2015 ( Germany )においてポスター発表しました。
論文
    原著
    Kei M, Tomomi K, Yoshimi E, Kiyoko M, The effectiveness of psychoeducation programs following first episode psychosis: a systematic review protocol, JBI Database of Systematic Reviews and Implementation Reports, 2017, Volume 14, Issue 12, pp 56-63.

    田野中恭子, 遠藤淑美, 永井香織, 芝山江美子 統合失調症を患う母親と暮らした娘の経験, 佛教大学保健医療技術学部論集2016年10巻49-61頁

    梶原友美, 的場圭, 石川かおり, 神里みどり, 遠藤淑美 精神科看護における補完代替療法への関心と活用の実態―精神科入院施設看護管理者への全国調査―, 大阪大学看護学雑誌, 2016年22巻1号1-9頁
    研究報告
    田野中恭子,土田幸子,遠藤淑美 ドイツにおける精神に障害のある親をもつ子どもへの支援―CHIMPSに焦点をあてて―,佛教大学保健医療技術学部論集2015年9巻71-83頁
    解説・総説
    遠藤淑美 実践に活かすナラティブ・アプローチ 第40回高知女子大学看護学会講演会 高知女子大学看護学会誌 2015年40巻1号151-163頁

    遠藤淑美 看て護る者としての聴くことの知と技,日本糖尿病教育・看護学会誌,2015年19巻1号54-58頁
    その他
    矢山壮,的場圭,川崎絵里香,坂口豊代, フィンランド・オウルにおける精神科医療の実践, 精神科看護,2017年44巻3号42-48頁

    Inoue M, Yayama S, Tanimoto C, Endo Y, Yamakawa M, Makimoto K Characteristics of Experiencing Aspiration or Asphyxiation in a Japanese Psychiatric Hospital. ICN Conference and CNR list of parallel sessions 6:P37, 2015
学会
    国際学会
    Kyoko T, Yoshimi E How School Nurses can Support Children Living with a Mentally Ill Parent, 5th International Conference on families and Children with Parental Mental Health Challenges, August, 2016, Basel

    Kajiwara T Developing nursing care guidelines to balance patient autonomy and effective treatment during involuntary hospitalization 19th East Asian Forum of Nursing Scholars(EAFONS), march, 2016, Chiba

    Kajiwara T,Yayama S,Tanimoto C,Matoba K,Suga S,Inoue M,Suto S,Endo Y,Yamakawa M,Makimoto K Analysis of incident reports of absconding behavior at a Japanese psychiatric hospital over a 12-year period. ENDA&WANS Congress, October, 2015, Hannover

    Matoba K,Yayama S,Tanimoto C,Kajiwara T,Inoue M,Suga S,Suto S,Endo Y,Yamakawa M,Makimoto K Long-term trend of medication errors in a Japanese psychiatric hospital. ENDA&WANS Congress, October, 2015, Hannover

    Endo Y,Kajiwara T,Inoue M,Ishikawa K Nursing student’s reactions to a healing touch program within mental health education. The 21st International Network for Psychiatric Nursing Research conference, September, 2015, Manchester

    Ishikawa K,Kuzuya R,Endo Y The Creation of a Mental Health Support System in a Japanese Community with Few Social Resources. The 21st International Network for Psychiatric Nursing Research (NPNR) Conference, September, 2015, Manchester

    国内学会
    田野中恭子 精神疾患を患う親と暮らす子どもの理解と対応, 第5回日本公衆衛生看護学会学術集会抄録集, 2017年1月, 仙台市

    遠藤淑美、梶原友美、的場 圭、石川かおり、神里みどり 精神科看護における補完代替療法への関心と活用の実態―看護管理者への全国調査から 第19回日本統合医療学会抄録集2015年12月, 山口市

    的場 圭,梶原友美,井上万寿江,遠藤淑美 精神科救急病棟で実施される集団心理教育の地域生活での活用~統合失調症者の生活体験を通して~ 第35回日本看護科学学会学術集会学術集会抄録集 2015年12月, 広島市

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メッセージ

ゼミメンバーからの一言
D3 田野中恭子
精神疾患をもつ親と暮らす子どもへの支援について研究しています。ゼミでは、若手から実践や研究経験が豊かな方まで様々おられ、とても勉強になります。
先生方と共に頑張っているゼミ生のおかげで、仕事&研究を進めていけているなと感謝しています。
D3 的場 圭
統合失調症をもつ方々が再発せず自分らしく生活するための援助に関する研究をしております。臨床で感じた疑問を研究として、また臨床としても意義のあるものになるよう指導していただいています。鋭く的確な指導だけではない、暖かく柔らかいキャラクターの先生方や院生メンバーと共に精神科看護について考えることができており、これからも実践に役立つ看護を研究していきたいと思います。
D2 奥田 淳
医療観察法に携わる地域で活動をされている看護師に焦点を当てた研究を行っています。ゼミで多くことを学ぶことができるように、自らもしっかりと意見交換をしていき、先生方からのご指導と、院生の方々からの貴重な意見をいただいて、研究を深めていきたいと思っています。
D1 柴 珠実
認知症性疾患を病む方と家族の支援について研究をしています。このような機会に恵まれた幸運と良縁に感謝しつつ、自らの健康を維持して学業と仕事との両立に励みます。
研究生 三井督子
私は専門看護師として精神科病院に勤務する傍ら、研究生として学ばせて頂いています。
安全で質の高い看護を提供するための教育やシステムに興味があり、研究と臨床を繋ぐ役割を目指し努力したいと思います。
学生(在校生、大学や大学院受験生)へのメッセージ

当研究室では、"現場"を大切にしています
精神科看護領域の研究テーマで、現場主義・自主自立をモットーに精力的に研究に取り組む方を歓迎します。
お互いに研鑽し、一緒に精神看護の発展に取り組んでいきましょう。

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大阪大学医学部保健学科大学院医学系研究科 保健学専攻