本研究室では、周手術期にある成人患者に対する看護実践、治療期にあるがん患者に対する看護実践、緩和ケアなど幅広い研究テーマに取り組んでいます。これらの研究の推進にあたっては、大学病院のオンコロジーセンターと連携しています。また、周手術期にある患者に対する看護技術の教授方法に関する研究テーマにも取り組んでいます。
◆博士論文
(令和5年度)
・高尾鮎美 認知症を併存する終末期がん患者の家族の介護負担感に関する研究
・中野貴美子 同種造血幹細胞移植患者の移植前の不確かさを軽減する看護介入
(令和3年度)
・井沢知子 がん患者における続発性リンパ浮腫の重症化予防に関する研究
・井上佳代 がんサバイバーにおける補完療法のQOLへの影響
(平成30年度)
・佐竹陽子 救急領域で終末期ケアを実践する看護師の葛藤に関する研究
(平成27年度)
・山本瀬奈 ホルモン療法を受ける乳がん患者の副作用マネジメントに関する研究
◆修士論文
(令和5年度)
・本多可愛 BRCA1/2に病的バリアントを有する乳がん患者の遺伝情報の需要態度とat risk者とのリスクコミュニケーション
(令和2年度)
・鄭碧美 認知症を併発したがん患者のがん疼痛アセスメントにおいて看護師が感じている困難
・竹井友理 外来化学療法中のがん患者の性格特性とセルフケア行動の関連
(令和元年度)
・張明茜 日本で就労する中国人看護師のEnd-of-Life careに関する看護実践および困難について
・野村倫子 法的に脳死と判定された患者が脳死下臓器提供に至る期間における尊厳を守るための看護実践
・間城絵里奈 手術療法後の婦人科がんサバイバーの支援に関するニーズの調査
過去の研究
◆研究費を受託しました
中村成美
研究課題「遺伝性乳がん患者のリスク低減卵管卵巣摘出術に関する意思決定における情報ニーズ」、公益財団法人SGH財団 第4回(2022年度)SGHがん看護研究助成(大学院学生)
池田香菜子
研究課題「外来がん薬物療法を受ける高齢がん患者の聴覚障害の実態調査」、公益社団法人安田記念医学財団 令和4年度(2022年度)癌看護研究助成
竹井 友理(博士前期課程)
公益財団法人 大阪対がん協会 令和元年度がん研究助成奨励金(看護等部門)
研究題目:外来化学療法中のがん患者の性格特性とセルフケア行動の関連
井上佳代さん(博士後期課程)
H26年度 大阪対がん協会がん研究助成奨励賞
(研究題目:子どもをもつ乳がん患者の外来化学療法による母親役割への影響について
―化学療法のレジメンによる違い―)
山本瀬奈さん(博士後期課程修了)
H26年度 公益信託山路ふみ子専門看護教育研究助成基金
(研究題目:ホルモン療法を受ける乳がん患者のセルフマネジメントを促進するパートナー参加型看護支援プログラムの開発)
◆博士論文
(平成27年度)
・山本瀬奈 ホルモン療法を受ける乳がん患者の副作用マネジメントに関する研究
◆博士前期課程研究
(平成27年度)
・頭頸部がん化学放射療法に伴う口腔粘膜炎の疼痛に対する看護ケアの現状
(平成26年度)
・ホルモン療法を受ける乳がん患者の副作用マネジメントに関する研究
◆博士後期課程研究
(平成30年度)
・土橋千咲 手術後の乳がん患者における外見変化による心理的苦痛の実態と関連要因
・前中夕紀 救急医療における終末期患者家族の代理意思決定に向けたプロセスでの看護支援の実態
(平成25年度)
・終末期がん患者のせん妄の徴候を捉える看護師の観察およびアセスメントの視点の明確化
・術前化学療法を受けた食道がん患者の食行動に伴うセルフケアに関する研究
・一次乳房再建術を受けた乳がん患者の術式選択過程に対する満足とその関連要因
(平成24年度)
・ホルモン療法を受ける乳がん患者のホットフラッシュとQOLの変化に関する研究
・認知症のある患者のがん疼痛を理解する看護師の視点
◆博士前期課程研究
(平成27年度)
・頭頸部がん化学放射療法に伴う口腔粘膜炎の疼痛に対する看護ケアの現状
(平成26年度)
・ホルモン療法を受ける乳がん患者の副作用マネジメントに関する研究
過去の業績
◆学士論文
(令和5年度)
・三次救急医療施設の初療室で看取りを迎える患者の家族に対するケアの実態
・看護師の経済的報酬の実態と関連要因
・救急外来で突然の死別を体験した遺族への悲嘆のケアにおいて看護師が抱える困難の内容に関する文献検討
・クリティカルケア領域の意思決定において役割を担う家族の体験に関する文献検討
・第3期がん対策基本計画前後のがん治療経験者のアピアランスケアに対する認識とニーズの変化
・フライトナースの役割に基づく効果的な現場教育に関する文献検討
・終末期がん患者と患者の家族の体験に関する文献検討
(令和4年度)
・消化管ストーマ保有家族の保有者に対する生活支援の体験
・看護学生におけるヒトパピローマウィルスワクチンの認識
・死別を体験する終末期がん患者の家族の心理的反応と対処に関する文献検討
・小児がん患児の親が抱える診断期の課題に関する文献検討
・新型コロナウィルス感染症による面会制限下にある家族の看護に関する文献検討
・術後患者の疼痛緩和に対するアロマテラピーの介入方法と効果についての文献検討
(令和3年度)
・終末期がん患者が食べられなくなった時の点滴に関する遺族の認識・ニード
・看護学生におけるSARS-CoV-2ワクチン接種の意思決定の実態
・ホスピス・緩和ケア病棟においてがん患者の遺族が受けたグリーフケアと希望しているグリーフケアの実態
・若年成人がん患者のがん治療・療養における情報ニーズ
・近年の乳がん診療における意思決定支援の課題と看護の役割
・がん患者におけるアドバンス・ケア・プランニングの継続的ま実践の必要性と実際
・がん患者・家族の体験やケアが遺族の悲嘆に与える影響
・遺伝腫瘍を疑われ、遺伝学的検査を受ける患者やその家族に対する看護
(令和2年度)
・がん診療連携拠点病院に入院・通院している成人がん患者の行政がん対策に対するニーズ
・看護師によるサバイバーシップケアの実態
・大阪府のがん診療連携拠点病院において外来化学療法を受けるがん患者の治療や療養上での情報やその提供体制に関するニーズ
・外来化学療法を受けるがん患者のセルフモニタリングにおける自記式ツール活用の有用性と課題についての検討
・訪問看護師におけるACPに対する認識の実態
(令和元年度)
・一般病棟の看護師が若年成人がん患者とのコミュニケーションで感じる困難と対処
・独居で療養する高齢の終末期がん患者と信頼関係を構築する訪問看護師の看護実践
・大阪府のがん診療連携拠点病院において外来化学療法を受けるがん患者が治療や療養上で必要とする情報やその提供体制
・看護学生のストレス関連身体症状に関する認識の実態とストレスおよび対処行動との関連
・北摂地域の民間施設におけるAED(自動体外式除細動器)の管理状況の実態
・脳死下臓器提供の意思において生じる家族間の希望の相違について
・健康高齢者における人生の最終段階に関するディスカッションの実態
(平成30年度)
・心不全患者の緩和ケア・エンドオブライフの実態
・地域包括ケアにおけるがん診療連携に関する問題点 —介護福祉士・介護支援専門員の見解から—
・訪問看護師が捉える地域包括ケアシステムにおけるがん診療連携に関する問題点と望ましい連携
・看護教員が考える発達障害またはその疑いのある学生が臨地実習で抱える困難と支援
・救急医療領域において新卒看護師が感じる困難に適応するための姿勢
・緩和ケア医が捉える地域包括ケアにおけるがん診療連携に関する問題と望ましい連携
・高校生の臓器提供に関する意識調査 —属性および環境要因をふまえて—
過去の研究
(平成29年度)
・若年成人がん患者の緩和ケアにおける一般病棟の看護師が体験する困難と看護の役割
・院内トリアージを行う看護師に求められる能力について
・一般大学生の次救命処置認識に関する実態
・救命救急センターでの脳死とされうる状態の患者とその家族に対する看護実践の実態と困難
・緩和ケア認定看護師のデスカンファレ運営における困難の実態調査
・がん診療連携拠点病院で治療を受けるがん患者の行政がん対策に対するニーズ
・看護師・介護士・大学生におけるエンディングノートの認知度・意識に関する調査
(平成28年度)
・肝提供後の脂肪肝発症の有無に関連する要因について
・一般人の補助人工心臓(ventricular assist device :VAD)に関する認識の現状
・一般人の鎮痛剤使用の実態と影響を与える要因
・化学療法を受ける生殖年齢にあるがん患者の妊孕性の問題に対して看護師が抱く困難の実態
・乳がん患者の乳房再建術前後における気がかり
・がん体験者の自己への思いやりと抑うつの関係
・がんサバイバーの身体的影響の実態
・看護学生の緩和ケアという言葉の認識―講義前後の比較―
(平成27年度)
・パクリタキセルによる術前化学療法を受ける乳がん患者が末梢神経障害による苦痛や困難に対しコーピングを確立していくプロセス
・外来化学療法を受ける患者のセルフケア能力を初回化学療法時にどのようにアセスメントするか
・臨地実習を終えた看護学生が語る「自身の看護観」について
・終末期における女性がん患者の配偶者の困難とその支援-文献検討を通して-
・新卒看護師が感じる看護基礎教育と看護実践現場とのギャップおよび学生時にできること
・患者のがん告知後の精神症状への看護のあり方
(平成26年度)
・住宅での認知症介護に関する介護職の負担の実際についての文献研究
・生体肝移植後のレシピエントが抱える思いの特徴
・手術看護認定看護師の考える手術看護のやりがいについて
(平成25年度)
・予後告知されていない終末期がん患者とその家族をケアする看護師の思い
・脳死下において臓器提供を意思表示している人が意思表示するに至った体験
・救急看護認定看護師の理想と実際の差異について
・緩和ケア病棟の看護師による終末期がん患者の心理的苦痛の把握と援助の実際
・周手術期看護実習における看護学生の退院指導の実態
・看護師が捉える脳血管疾患患者の心理とその援助について
(平成24年度)
・がん患者に対する緩和ケアの適切な紹介時期に関する文献研究
・乳がん患者の術式選択に関する心理的変化についての事例検討
・乳がん患者のパクリタキセルによる末梢神経障害の症状体験とその対処法
・化学療法中の進行胃がん患者に対するマッサージによる介護介入~関係性の変化に着目した
事例研究
・終末期がん患者におけるスピリチュアルペインの概念分析
・看護系の女子大生の子宮頸がん予防に関する知識と予防のための行動の実際に関する研究
・臓器移植における家族間の意思表示共有の程度とその関連要因について
・救急領域で働く看護師の適性について
2023年度修了生・卒業生
2022年度修了生・卒業生
2021年度修了生・卒業生
2020年度修了生・卒業生