急性骨髄性白血病の疾患分類ごとの治療選択および個別カスタム微小残存測定と治療成績との統計学的解析募集中

1.研究の目的

初発の急性骨髄性白血病（acute myeloid leukemia；AML）において阪大AMLパネルを用いた次世代シーケンサ（NGS）によるAML関連遺伝子変異解析、フローサイトメトリー（FCM）あるいはマスサイトメトリー（CyTOF）を用いた表面形質解析を行い、WHO分類第5版に基づく疾患分類を行う。また、各症例において疾患特異的な遺伝子異常や染色体異常の検出方法を樹立し、個別カスタム化した微小残存病変（MRD）測定法を定める。AML治療後に治療選択ごとに規定したタイミングで採取した骨髄検体を用いて決定したMRD測定を実施する。登録後5年までの臨床経過を追い、疾患分類ごとに選択された治療法と予後との関連性の評価、ならびにMRD測定結果と再発率の関連性を解析する。

2.対象

急性骨髄性白血病が疑われる20歳以上の初発症例。

3.参加施設および各施設の研究責任者

施設名	研究責任者	施設名	研究責任者
大阪大学	中田 潤	大阪大学微生物病研究所　ゲノム解析室	元岡 大祐
日本生命病院	川上 学	関西医科大学附属病院	佐竹 敦志
堺市立総合医療センター	畑中 一生	市立芦屋病院	池田 弘和
近畿大学奈良病院	花本 仁	新潟大学医歯学総合病院	柴崎 康彦
北野病院	北野 俊行	岩手県立中央病院	村井 一範
大阪市立総合医療センター	中尾 隆文	札幌北楡病院	太田 秀一
和歌山県立医科大学附属病院	細井 裕樹	京都第一赤十字病院	内山 人二
石川県立中央病院	山口 正木	広島赤十字・原爆病院	片山 雄太
京都府立医科大学附属病院	黒田 純也	倉敷中央病院	上田 恭典
高槻赤十字病院	前迫 善智	福島県立医科大学附属病院	池添 隆之
岩手医科大学附属病院	小宅 達郎	PL病院	松田 光弘
香川大学医学部附属病院	門脇 則光	京都第二赤十字病院	魚嶋 伸彦
東海大学医学部付属病院	鬼塚 真仁	金沢医科大学病院	坂井 知之
坂出市立病院	松岡 亮仁	大阪府済生会中津病院	中根 孝彦
住友病院	菅原 浩之	大阪国際がんセンター	藤 重夫
神奈川県立がんセンター	田中 正嗣	新潟南病院	土田 拓睦
岡山市立市民病院	山本 和彦	いわき市医療センター	濱崎 洋一
奈良県立総合医療センター	八木 秀男	天理よろず相談所病院	赤坂 尚司
JCHO金沢病院	大畑 欣也	滋賀医科大学	南口 仁志
紀南病院	森本 将矢	りんくう総合医療センター	安見 正人
高松赤十字病院	中山 正吾	岡山赤十字病院	新谷 大悟
大手前病院	齊藤 則充	岡山医療センター	吉岡 尚徳

4.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。

課題名	急性骨髄性白血病の疾患分類ごとの治療選択および個別カスタム微小残存測定と治療成績との統計学的解析
研究責任者	中田　潤
連絡先	住所：〒565-0871　大阪府吹田市山田丘2-2 電話番号：06-6879-3676 担当部局：大阪大学　癌ワクチン療法学寄附講座