非介入試験
癌抗原WT1に関連した臨床試験の臨床検体バンク募集中
目的
悪性腫瘍患者における、摘出腫瘍、摘出所属リンパ節、末梢血、骨髄検体、胸水、腹水などの抗原特異的CTLをはじめとする免疫担当細胞の解析、腫瘍細胞ならびに血清成分の癌抗原、自己抗体、HLA、サイトカイン等の発現状態を免疫組織化学, FACS、RT-PCR、Microarray法、蛋白array法などにより解析するために収集した臨床検体を安全かつ機能的に管理を行うために検体バンクを設立する。以上により、悪性腫瘍患者における抗腫瘍免疫応答のより深い理解に役立てる。
主な適格基準
悪性腫瘍患者およびWT1ワクチン臨床試験参加者
悪性腫瘍患者においては、診療上必要な時期に実施された治療ならびに検査で得られた検体にて解析を行う。WT1ワクチン臨床試験参加者は参加しているワクチン投与実施計画書内で定められている時期に検体採取する。WT1ワクチン臨床試験参加者は参加しているワクチン投与実施計画書内で定められている時期に検体採取を行う。検体対象は下記のいずれかである。
- 手術による摘出腫瘍、摘出リンパ節
- 骨髄検査による摘出骨髄液
- 採血検査による摘出血液
- 胸水、腹水検査による摘出胸腹水
- 上述以外の摘出検体
健康人
健康人とは、下記の通り定義する。
- 悪性腫瘍の既往歴がない。
- 自己免疫疾患の既往がない。
- 活動性の感染症に罹患していない。
- 重篤な合併症(悪性高血圧、重症のうっ血性心不全、重症の冠不全、3か月以内の心筋梗塞、末期肝硬変、コントロール不良な糖尿病、重症の肺線維症、活動性の間質性肺炎等)を有していない。
- ステロイドを含む免疫抑制剤の内服をしていない。
- 重症の精神障害を有していない。
- その他、施設代表医師または試験分担医師より適当と判断される。
健康人においては、下記が対象となる。
- 採血検査による摘出血液
試験状態
現在募集中。