WT1ペプチドを用いたガンの免疫療法の臨床試験・医師主導治験

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血液疾患領域における開発中の新規検査手法の標準化

1. 研究の対象

臨床研究「急性骨髄性白血病の疾患分類ごとのWT1-mRNA値の評価、および治療経過における推移の解析」および「急性骨髄性白血病の疾患分類ごとの治療選択および個別カスタム微小残存測定と治療成績との統計学的解析」に登録されている資料・試料(残余検体等)を対象とする。

2. 研究目的・方法

臨床研究「急性骨髄性白血病の疾患分類ごとのWT1-mRNA値の評価、および治療経過における推移の解析」および「急性骨髄性白血病の疾患分類ごとの治療選択および個別カスタム微小残存測定と治療成績との統計学的解析」の残余細胞、DNA,RNA等を用い、血液疾患領域に対する遺伝子あるいは表面形質解析を用いた研究手法における手順標準化や精度管理体制を構築し、国の定める「認定臨床検査」としての開発を行います。本研究に際し試料・情報を利用してほしくないと思われました場合には下記問い合わせまでお申し出ください。

3. 研究に用いる試料・情報の種類

情報: 年齢、性別、臨床経過、元研究あるいはその付随研究「急性骨髄性白血病に対する新規微小残存病変評価法の探索」、「急性骨髄性白血病の新規発症メカニズムの探索」で得られた遺伝子変異や表面形質結果など
試料: 凍結保存されている血液および骨髄検体、DNA、RNAなど

4. 研究の資金源および利益相反

  本研究は、一般財団法人 阪大微生物病研究会から研究の実施に必要な資金の提供を受け、同法人との共同研究として実施します。また、必要な際には癌ワクチン療法学寄附講座寄附金、癌幹細胞制御学寄附講座寄附金で実施します。そして、この研究に参画する研究者は、本研究に関する知的財産における発明者になっています。本研究の結果によっては、発明者である研究者に将来利益が生じる可能性があります。
  研究を行うときにその研究を行う組織あるいは個人(以下「研究者」という。)が特定の企業から研究費・資金などの提供を受けていると、その企業に有利となるように研究者が研究結果を改ざんあるいは解釈したり、また都合の悪い研究結果を無視したりするのではないかという疑いが生じます。(こうした状態を「利益相反」といいます。)
  この研究における利益相反は、大阪大学大学院医学系研究科・医学部臨床研究利益相反審査委員会による審査を受け、承認を得ています。我々はその審査結果に基づき、利益相反を適正に管理して研究を行います。

5. 研究期間と研究実施体制

研究責任者      : 中田 潤
研究期間      : 研究期間の長の実施許可日~2030年3月31日
利用開始予定日: 2025年6月
研究実施体制  : 研究責任施設:大阪大学癌ワクチン療法学寄附講座
共同研究機関:大阪大学微生物病研究所ゲノム解析室
共同研究企業:一般財団法人 阪大微生物病研究会

6. お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

課題名 血液疾患領域における開発中の新規検査手法の標準化
研究・管理の責任者 中田 潤
連絡先 紹介先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:
住所:〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-2
電話番号:06-6879-3676
担当部局:大阪大学 癌ワクチン療法学寄附講座
中田 潤