概要
私たちの研究室では、ヒトに下痢を起こす大腸菌、特にO157に代表される腸管出血性大腸菌について、感染のメカニズムとそれを応用した感染制御法の研究をしています。細菌はたかだか6000程度の遺伝子しか持っていませんが、ヒトの防御システムに対抗し感染するための巧妙な手段を進化のなかで獲得しており、まだまだ未解明の部分が多く残されています。近年では、抗菌薬に耐性となる菌が世界的に拡がっており、抗菌薬に替わる新たな感染制御法の開発が急がれている状況です。感染のメカニズムを知ることから、新規の感染制御法の開発も可能になると期待しています。また、細菌の研究をとおして、基礎的な生命活動の解明にも貢献できると考えています。
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研究室の顔ぶれ
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主な研究テーマ
- 病原性大腸菌の感染メカニズムについての研究
- 病原性大腸菌ゲノムの進化についての研究
- 感染制御法の開発に関する研究