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放射線技術科学専攻/生体物理工学講座
放射線治療生物学研究室

概要

がんの放射線治療における放射線生物学を研究分野とする。放射線治療は技術革新により治療成績が向上してきたが、遠隔転移の制御と再発を繰りかえす放射線抵抗性腫瘍の克服が依然と大きな課題である。私たちは、放射線により腫瘍免疫を活性化させ、免疫治療とうまく組み合わせることで、遠隔転移を制御する治療を目指した研究を柱としている。また、放射線治療抵抗性腫瘍モデルを構築し、放射線耐性機序を解明することで新たな治療戦略の提案を目指している。光子線だけでなく、重粒子線、中性子線などの様々な放射線を用い、腫瘍や腫瘍内微小環境に着目しながら研究を進めている。医学系研究科放射線治療学教室と密に連携し、患者検体を用いた放射線感受性や転移の予測を試みる研究など、幅広い分野の研究を共同研究として行っている。

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研究室の顔ぶれ

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職 名 名 前 TEL&FAX E-mail
教 授 高橋 豊 06-6879-2570 ytakahashi@sahs.med.osaka-u.ac.jp
特任助教 勝木 翔平 06-6879-2579 skatsuki@sahs.med.osaka-u.ac.jp

主な研究テーマ

  • 様々な種類の放射線による腫瘍免疫応答
  • 難治性腫瘍に対する放射線と免疫変調による遠隔転移を制御する治療戦略の検討
  • 放射線抵抗性腫瘍の耐性機序の解明と新規治療戦略の検討
  • ホウ素中性子捕捉療法の適応拡大を目指した寡分割照射の生物学的検討

研究室紹介

視覚再生学
神経皮膚症候群の治療法の開発と病態解析学
未来医療学
空間感染制御学