医療の仕事に興味があり、高校生の時オープンキャンパスに行って、緑が多くて広いキャンパスに惹かれました。総合大学なので、臨床検査技師になるための勉強だけでなく、一般教養から幅広く学べることも魅力に感じ、大阪大学を選びました。
授業で学ぶ知識や技術はもちろんですが、全国各地から来た様々な学部の人と交流して刺激を受けたことで、柔軟性や様々な視点で考える力が身についたと思います。
4年生の前期での臨床医学特別実習です。実際の症例を通して検査がどのように病気の診断、治療に活かされているのか知ることができました。発表の際には、準備の段階から少人数で指導を受けることができて、スライドの作り方や話し方などの基本が身についたと思います。また、阪大病院の検査部だけでなく、薬剤部、放射線科など他の主要施設も見学させていただけたこともとても良い経験になりました。
卒業研究、病院実習、国家試験など特に最後の1年間は勉強が大変でしたが、目標を同じくする友人と励まし合いながら努力したことは良い思い出です。学業以外では、大学の合唱団に4年間所属していました。他学部の友人がたくさんでき、練習、合宿、演奏会などとても充実した日々を過ごすことができました。両立が大変なこともありましたが、勉強の良い息抜きになってメリハリがつき頑張れたと思います。
半年間の卒業研究で、研究の面白さも感じていましたが、私は実際の現場で検査の技術を習得して患者さんの役に立ちたいという思いがあったので大学院には進学しませんでした。
大学で学んだ知識、資格を生かして臨床の現場で働きたいと思っていたので病院を選びました。患者さんと上手くコミュニケーションをとらなければならないので悩むことも多いのですが、日々さまざまな症例が経験できるのでとても勉強になります。
私は1年目の新人なので毎日学ぶことばかりです。勉強は大変ですがそれを仕事で活かせたときはやりがいを感じます。医師から信頼されている上司や先輩の姿を見ていると、自分の努力次第で活躍の場を広げられるのがこの仕事の面白さなのだと感じます。将来は認定資格等を取得して専門的な知識、技術を高め、患者さんに貢献したいと思っています。
大阪大学という恵まれた環境をぜひフル活用してください。進路については、臨床検査技師として働く道以外にも、企業、研究機関などの選択肢もあるので、自分に向いた仕事を時間をかけて選ぶといいと思います。
入って良かった!と思える大学です。レベルの高い授業を受けられたこと、素晴らしい先生方や先輩、仲間に出会えたことなど、そう思う理由はたくさんあります。4年間頑張って卒業できたことが今の自信にもなっています。