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フライトナースから情報担当看護師へキャリアアップ

プロフィール

看護師・情報担当副看護師長
大阪大学医学部附属病院
中谷 安寿
2006年大阪大学医学部保健学科看護学専攻を卒業後、大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻(三上研究室)博士前期課程に進学。2008年大阪大学医学部附属病院に看護師として就職。高度救命救急センターで7年(フライトナースを経験)、脳神経外科・神経内科混合病棟に2年勤務後、2017年から看護部の情報担当副看護師長を担い、現在に至る。

大阪大学を選んだ理由
社会人基礎力と最新の看護学を学びたい!

  • 社会人基礎力を高めて広い視野をもてるように、一般教養も学べる4年制大学に進みたいと考えました。そして、知名度が高く、日本でも有数の先生方から最新の高いレベルの看護学を学べる大阪大学を選択しました。教育環境が整い、研究実績があることも、私にとって魅力の一つでした。
    一般教養や看護の学び、実習や卒業論文、剣道部の部活動など、同期や先輩・先生方と一緒に過ごした日々は、とても楽しく充実していました。大阪大学を選んで本当に良かったと思っています。

  • 今の仕事を選んだ理由
    患者さんに寄り添う看護師の姿に感銘を覚えて

  • 看護学科に入学したのは、テレビで「看護最前線」のドキュメントをたまたま見たことがきっかけでした。患者さんに寄り添う看護師の姿に感銘を覚え、私の将来の道が決まりました。大阪大学在学中の病院実習で、教員の先生が私の考えがある看護理論家に似ていると看護理論を勉強するきっかけをくださったり、実際に患者さんと関わる中で的確に助言をくださって看護の奥深さが垣間見えたことも、魅力的な看護師という職業に就きたいという後押しに繋がったと思います。

  • 仕事のやりがい
    患者さん一人ひとりに適した看護を考える必要があるところ

  • 看護師は、患者さんにどのような看護介入が必要であるかをアセスメントする必要があります。患者さんと御家族の意向を踏まえて看護計画を立案し、皆が同じ方向を向きながら、次の勤務の看護師にその都度バトンを繋いでいきます。適宜患者目標と現在の状態を確認しながら、計画を修正し、予防的介入により症状の悪化や褥瘡等の発生を防ぎ、患者さんが元気に退院される姿を見ると、本当にやりがいを感じます。同じ看護診断名でも患者さん毎に適した看護が異なり、常に皆で最適の看護を考える必要があるところがとてもやりがいがあって面白いです。

  • 後輩への助言
    当たり前のことを、当たり前にできることの大切さ

  • 「社会人になる前に、事前に勉強しておいた方がいいことはありますか」と時々聞かれることがありますが、看護の知識を他の人より多く勉強しておく必要は特にありません。社会人において必要なことは、社会人基礎力であり、特に挨拶と礼儀がとても大事だと思います。「1日よろしくお願いします」「振り返りをお願いします」など、当たり前のことを当たり前にできることが大事です。実習中や就職してから、自身の意図に反して誤解を受けないよう、きちんと挨拶し、謙虚に沢山の看護を勉強しながら、その魅力を感じていってください。日々業務と捉えて過ごすのか、やりがいを見出しながら働くのかは、個人の気持ちの持ちようであり、考え方次第では看護の道はとても魅力に溢れています。是非、大阪大学で大いに学び、大いに遊び、社会人基礎力を身につけてください。大阪大学では、そのための環境が整っています。

  • 大阪大学・大阪大学大学院で身につけたキャリアアップに繋がっていること
    分析力が看護師としての新たなキャリアアップにつながる!

  • 大阪大学医学部附属病院では、患者さんにケアを行う病棟看護師の他に、情報担当の看護師がいます。私は情報担当として、日々実践する看護が見えるよう電子カルテのシステムを整備したり、蓄積していく電子カルテ内の看護情報を利活用して、看護の質向上に繋げるための分析等をしています。直接的に患者さんに関わっている訳ではありませんが、自身の行ったことが患者さんの看護に少しでも繋がるよう日々意識しながら働いており、とてもやりがいがある毎日です。大阪大学・大阪大学大学院で卒業論文や修士論文の作成にあたり、考えること・分析・統計などをしっかり教わったことが、情報担当としての新たなキャリアアップへ繋がっています。

  • 教員からのメッセージ

    男性看護師は全国的に増加傾向にあり、大阪大学医学部保健学科看護学専攻にも1割弱の男子学生がいて頼もしく感じています。ドクターヘリをテーマにした「コードブルー」を見て「フライトナース」に憧れた人も少なくないと思います。「フライトナース」には、現場の状況を確認して、判断して、報告できる、高度なアセスメント力、コミュニケーション力、リーダーシップが求められます。総合大学を活かした社会人基礎力、高いレベルの看護学の専門性、全学部での部活を通じたネットワークが、攻めの医療を提供するフライトナースに結び付いたのだと思います。また、研究実績の高い環境で学んだ分析力が、「情報担当看護師」という管理職としての新たな道を開いてくれています。患者さんやご家族に寄り添う看護を提供する環境をより良くするのも、看護師の専門性が活かされる仕事です。